彼の地へ
皆様、前回の記事への温かいコメント、ありがとうございました♪
寒いの苦手ですけど、お陰さまで心がホクホクになりました♪
その後のポチは仲間の猫たちに「ウーーー」と唸ってるようですが、とにかく元気だそうです(笑)
前回の記事で僕はポチのことを友達と呼びました。
そして、友達と表現した猫がもう1匹います。
それは白川郷の長老ちゃちゃ。
彼に会いに、僕は4度、世界遺産に足を運びました。
しかし、4度目の訪問時には、彼に会うことはできませんでした。
※その時の記事はこちら→『世界遺産の友達』
その時、僕は冬に白川郷に行かなかったことを後悔しました。
寒い冬が、猫たちにとって、どれだけ大変か分かっていたつもりで、また、春になれば、何食わぬ顔でひょこひょこ現れるだろうと思っていたのです。
そんなことがあったので、白く染まった彼の地へ行こうと決めてました。
そして、去年の12月、初めて白く染まった白川郷に行ってきました。
とは言っても、雪は降り始めたばっかりで、うっすらと積もってる程度でした。
それでも、僕にとっては、冬の白川郷は何か特別な感じがして、吐き出される息が白いのが何故か嬉しかったです。
この、秋と冬が混在する世界遺産は、特別な思いがなくても綺麗でした。
そして、分かるでしょうか?
にゃんとも、素敵なシーンが舞い降りてきました♪
冬景色の合掌造りに三毛猫。
いかにも、日本の匂いがしそうな彼女ですが、この猫は彼の見守った一家の一員なんですよ♪
・・・つづく
となりのポチ
ポチ(♂)、隣の家の猫。
家のお隣さんは8匹の猫と一緒に暮らしている。
その中で、ポチだけは外に出ていることが多い。 いや、ご飯と寝る時だけは家に戻っているのが正確かな。
だから、僕が家を出る時と、戻ってくる時にはほとんど顔を合わすことになる。
僕の一番身近な猫がポチなのである。
でも、ポチと仲良くなったのは僕が猫の写真を撮りだしてしばらくしてからのこと。
それまでは、近づくと逃げてしまうし、僕自身も「隣の家の猫」という認識くらいしかなかったし、正直、僕の車のボンネットで寝ていたら、「シッシッ!」と言って追い払っていたくらいだ。
それから、一眼レフカメラを持つようになり、家の前にいる猫にカメラを向けるようになる。
でも、この時は彼の名前を知らなかった。
僕の家の前には畑があり、暖かい時期は花がたくさん咲いていて、蝶もやってくる。
カメラを手に入れたばかりの頃は、この畑は僕のカメラの練習場としてもってこいだった。
そして、いつものように寝そべってる猫も撮るようになった。
ある日、気持ち良さそうに寝ている猫に手を伸ばしてみた。
油断をしていたのだろうか? 寝ぼけていたのだろうか?
何年も家の前の道路で見かけている名前の知らない猫を、この日、初めて触った。
その日を境に、僕とその猫の距離は短くなり、いつしか、「おーい!」と呼ぶと「にゃー」と返事をして近寄ってくるようになった。
花や蝶のついでに撮っていた被写体が、いつの間にか友達になっていた。 そして、その友達が『ポチ』という名前であることを知ったのはもう少し後のことだった。
猫を撮りだして、まだ2年くらいなので、このポチとの関係が築かれてから、それほど経っていないことになる。
でも、今では、車庫に駐車したばかりの車のボンネットに、自分からポチを乗せてあげるようになったくらいだし、ポチも僕の膝で爪を研ぐようになった。
何かの弾みで目線が変わると、考え方や感じ方も変わってくる。
僕自身が変わったわけじゃないのに、明らかに昔と違う行動をしているのが面白い。
そんなポチと去年の11月、しばしの別れが来た。
隣の家がリフォームをするので、その間、隣市に引っ越すことになったからだ。
もちろん、ポチも他の猫たちと一緒に連れて行かれることになった。
しかし、引っ越したその日のうちに猫たちが脱走してしまう。
そして、いつも外に出ていたポチだけが戻ってこなかった。
新しい土地で迷ったのだろう。
ポチはその後、年が明けてからも帰ってこなかった。
ポチのことだから、どこかで逞しく生きてるだろう!と自分に言い聞かせてたけど、心の隅で、彼とは二度と会えないことを覚悟した。
そして、今から少し前の話。
隣の家のおばさんが、僕の撮ったポチの写真が欲しいと言ってきたことを母から伝えられた。
引越しの時に猫の写真をどこかにしまって、見つからないとのこと。
おばさんは、保健所に問い合わせてみたり、娘さんたちも張り紙を作り、ポチを探し続けていた。
僕はただ、帰宅時にポチのお迎えがないのを寂しいと感じていただけなので、むしろ、写真を渡せることが嬉しかった。
その写真は新聞に載せられ、ポチの消息を知る人からの連絡を待つことにしたのでした。
本当に最後の手段であり、そして、それは藁にも縋る思いだったろう。
その呼びかけは、19日から3日間、新聞の夕刊に掲載された。
そして、新聞に掲載された初日の19日の夜、おばさんから母に電話があった。
ポチが見つかったのだ!!!
ポチは1ヶ月前くらいから、とある方からご飯を貰っていたとのこと。
そして、その方の知り合いの人がその新聞を見て、連絡をしれくれたのだった。
一ヶ月近く知らない土地を彷徨い、やせ細った猫は、幸運にも心優しい方のところに辿り着き、そして、今は仮の家だけど、自分の居場所に戻ることができたのでした。
これほど、猫の写真を撮ってて良かったと思ったことはない。
一生懸命探し続けたおばさんたち、そして、迷い猫に手を差し伸ばしてくれた人たちに僕は感動を覚えた。
ポチも、もちろん大変な思いをしただろう。
でも、ポチは幸せものだと僕は思う。
また、こののんびりした姿を見るのを楽しみにしている。
そして、2度と新聞には掲載されない写真を撮りたいと思う(笑)。
猫で始まった旅は、猫で終わるのにゃ♪
ホテルを出て向かった先は宝伝港。
この港から連絡船に乗り、犬島へ。
犬島は小さな島なのですが、アートプロジェクトをしており、多くの観光客で賑わっていました。
僕の目的はやっぱり猫。
犬島は名前に反して、猫がたくさんいる島を聞いていたからです。
しかし、それは昔の話。 観光地として賑わいを見せる中、猫たちの姿は減ったようでした。
実際、この島では一匹の猫とも会うことはできませんでした。
まぁ、あれだけ人が多いと、猫たちも身を潜めてることでしょう。
ちなみに、ここのアートプロジェクトは面白そうだったのですが、入場するのに事前予約が必要だったので参加しませんでした。
それでも、昭和チックな町の雰囲気と、秋の風景が気持ち良かったです。
宝伝港に戻ってからは、海沿いを走り、遠回りして高速道路を目指しました。
その道中、とある港で急停車。
今回の旅行の最後の猫が登場してくれました♪
犬島では空振りだったので、この猫との出会いで気持ち良く旅を終わることが出来ました♪
ありがとう、白猫さん!
猫の集会所
仔猫たちの遊び場は、この家族だけでなく、他にも猫たちが集まってきました。
そろそろ朝ごはんの時間なんでしょう。
いつもはいないカメラを持った人間に少し警戒してるようでしたが、みんな、ソワソワしていました。
猫たちの食事の邪魔をしてもいけないし、僕もお腹が空いてきたので、ホテルに戻ることに...。
こうして、岡山の朝の散歩は終わり、ホテルをチェックアウトした後、次の目的地に向かうのでした。
今年も「まっしぐら!」で行きましょう♪
ちょっと、タイミングが遅くなりましたが...
明けましておめでとうございます!!
このブログを始め、一年ちょっと経ち、各地のさまざまな猫たちと会うことができました。
そして、このブログを観ていただいた皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです♪
去年は後半、ちょっと更新が不定期となってしまいましたが、撮り貯めた写真はいっぱいあるので、今年はもう少し頑張って(?)紹介していきたいと思っています。
猫のように気ままなブログですが、今年もどうぞ宜しくお願いします♪
仔猫の木
遊びの天才。
仔猫たちを見てると、いつも思うことです。
仔猫たちにとって、木はジャングルジムみたいなものなんでしょうね。
そして、遊びから生きてくことを学んでいくのでしょう。